ざっくり3行でいうと
1 お金を使っているつもりはないのになぜか貯金が増えない。
もしかするとラテマネーと呼ばれる物にお金を使っているかもしれません。
2 ラテマネーは気づかないうちに使ってしまう少額のお金を意味しています。
意識せずに使ってしまうのでやっかいな支出です。
3 ラテマネーを節約するにはライフスタイルの変更とセットにすると効果的です。
もしあなたが20万円の冷蔵庫を購入しようとした時、少しでも安く買おうと近くの家電量販店を回ったりインターネットで価格調査くらいはしますよね。
どうしてもその価格が高いと感じた時には、小型で安価な製品を検討する事もあるでしょう。
場合によっては高価なメーカー品をやめて安価なメーカー品を検討するかもしれません。
と、ここで皆さんに質問です。
1年で20万円もの買い物に対して必要か必要でないかろくに考えもせず、場合によっては値段も確認せずにほとんど衝動買いに近い買い物をしていると聞いて信じられますか?
捨てるほどお金を持っている人の事ではありません。
皆さんの生活の中での事です。
答えは「ラテマネー」または「ラテ・ファクター」と呼ばれる支出での事です。
ここでいうラテとはコーヒーの事で、毎朝会社が始まる前にコーヒーショップで並んで買っているアレの事です。
「朝はこれが無いと始まらない!」というよくわからない理由で購入したり、値上げにも気づかずにキャッシュレスで購入し1か月後に値上げに気づいてびっくり!なんて事もあるのではないでしょうか。
私はコーヒーを飲まないから関係ないなんて思わないでください。ラテマネーは毎日深く考えずに習慣として少額の購入をしているモノ全般を指しているからです。
また年間20万円なんてそこまで使ってないよ!と思う人もいるかもしれません。しかし1年で土日と祝日を除く平日を244日とすると、1日当たり819円。あり得る金額だと思いませんか?
お金が溜まらない、貯金が増えないと日々考えている人は、ラテマネーという名の無意識に支出している金額が多いのかもしれません。
今回は、無意識のうちに支出してしまう「ラテマネー」の紹介と節約の方法について解説します。
無意識な少額支出「ラテマネー」とは?
ラテマネー、ラテ・ファクターとはアメリカのデヴィッド・バックが考案した概念です。
何も意識せずに支払っている1日たった5ドルのコーヒー代を貯金し投資に使う事で、そうしない場合と比べて
将来びっくりするような差が出てしまうという事から生まれた考え方です。
日本ではラテマネーという言葉で認知されているようです。
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冒頭にあげた様によく考えもせず習慣で買っていたり、少額だからと言って値段も確認せずに購入しているものはすべてこのラテマネーに含まれるといってもよいでしょう。
そしてこのラテマネーは注意すれば支払いを避ける事が可能な物ばかりだという事も意識しておいた方がいいですね。
ラテマネーはコーヒーだけじゃない
ラテマネーはコーヒーだけではありません。
意識しない少額支出は身の回りにたくさんあります。
- コーヒーショップのやたら長い名前の飲み物
- 自動販売機で購入する飲み物
- ATMで支払う手数料
- ドラックストアで買う効果がよくわかっていないサプリメント
- 動画配信サービスのサブスクリプション
- ゲームアプリの課金
その他にも、会社帰りに立ち寄るコンビニでついつい買ってしまうスイーツやお菓子も含まれますよ!
どれも数百円で購入できる物です。
そしてこれが無いとすごく困るというものもありません。
支払いを避けようと思えば避けられるものばかりです。
例えば、ビニール傘の場合は事前に天気予報を確認して行動すればよいだけです。
折りたたみ傘をいつも携帯しておく方法もありますよね。
ラテマネーの節約方法は?
たった数百円の節約の積み上げで長期的に見るとびっくりするような貯蓄額を築く事ができるとお話ししました。
ではどういった方法でこのラテマネーを節約する事ができるのでしょうか?
普通に考えれば買わないだけの話ですが、コーヒーショップやコンビニに近寄らないといった方法ではうまくいきません。実はそう簡単ではないのです。
急激な習慣の変更はストレスになる
ラテマネーは買うか買わないか迷って買う大型家電とは違い普段何気なく買っているものです。
つまり、購入しているコーヒーや飲み物はライフスタイルに組み込まれている生活必需品そのものです。
その為、コーヒーショップやコンビニに近づかない。といった方法ではストレスが溜まりますし、そもそも生活しずらくなってしまいます。
これでは長続きしません。
ラテマネーの節約にはライフスタイルを変える必要がある
習慣と結びついた消費を減らすには、その消費に関わるライフスタイルを見直すのが効果的です。
コンビニで買ってしまうビニール傘を節約したければ出かける前に天気予報を必ず確認したり、折りたたみ傘をいつも必ず携帯する習慣にするといった習慣にするといった具合です。
コンビニに近寄らないといった方法では何も解決しませんね。
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他にも例を挙げると
朝のコーヒーや飲み物
節約方法 : 魔法瓶の水筒にコーヒーや飲み物を入れて持参
ライフスタイルの変更点:朝30分早く起きる
ATMの手数料
節約方法 : 決済方法をクレジットカード払いにする
ライフスタイルの変更点:現金主義からキャッシュレスに変更
コンビニで買ってしまうスイーツやお菓子
節約方法 : コンビニではなく割安なスーパーで購入
ライフスタイルの変更点:自分の1週間の消費動向を把握し、休日にスーパーでまとめ買い
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節約方法を考える時にライフスタイルの変更を意識すればスムーズに節約が可能ですね。
是非試してみてください。
まとめ
普段何気なく支払っているラテマネーを見直すことで長期的に見ると大きなお金をセーブする事が期待できます。
ラテマネーの節約方法はライフスタイルの変更とセットにすることでストレスや挫折が無くなると思います。
また、この「まとめ買い」が慣れてくると物を買う時の計画性が身についてきますので衝動買いが減る事も期待できます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
良いラテマネーを・・・いや、良い節約を!