ざっくり3行でいうと
- 毎月の固定費を少しでも節約したいと考えているならチューナーレステレビへの買い換えが1つの答えです。NHK受信料が不要なので固定費の節約につながります。
- チューナーレステレビは今までのテレビと操作感が違います。慣れるまでは見たい番組にたどり着けなくてイライラしがち!テレビからの移行がスムーズになるようにおススメのの動画配信サイトを紹介します。
- チューナーレステレビを買うだけではNHK受信料を解約できません。解約に必要な条件について解説します。
最近よく聞くチューナーレステレビ。
見た目は同じテレビなのに、宣伝には必ず「NHK料金不要」と書いてあります。
本当に支払わなくてもよいなら買換えたいけど、よく分からないから迷っているという人も多いと思います。
今回は 気になるチューナレステレビとは何なのか、購入したらどうしてNHK受信料が不要なのかを解説します。
これを見れば 年間24,000円 以上のNHK受信料を節約できるようになりますよ!
ぜひ最後まで読んでみてください。
今までのテレビと何が違うの?
従来型テレビとの違いは?
チューナーレステレビは従来の地上波放送を見る事ができませんがインターネットの動画コンテンツを見ることができるテレビです。
と聞いてもすぐには理解できませんよね。
ここでは最初に従来型のテレビとの違いについて解説します。
従来型のテレビ
従来型のテレビには地上波デジタル放送とBS放送を受信するためのチューナーが内蔵されていて視聴する事ができます。
リモコンの「地上D」「BS、CS」ボタンがそれを表しています。
チューナーレステレビ
チューナーレステレビはインターネット上の動画コンテンツのみを視聴することを目的としたテレビです。
テレビには Google TV が内蔵されていてスマホを使うような感覚でアプリを追加したり、動画だけでなくインターネットブラウザやSNSなどを楽しむことができます。
またチューナーレステレビには地上波やBSを受信できるチューナーが内蔵されていませんので従来型のテレビ放送を視聴できません。
乱暴な説明をすれば、チューナーレステレビとはインターネット上の動画コンテンツを視聴することに特化した画面の大きなタブレットといえます。
視聴にはインターネット接続が必要です。
スマートテレビ
最後にスマートテレビを紹介します。
チューナーレステレビが出る以前に従来型の地上波やBSに加え、インターネットの動画も全部見れる、いわゆる全部入りテレビとして登場しました。
家電量販店で「インターネットが見れるテレビ」を探すと、このスマートテレビが今でも主流で売られています。
従来型とのテレビとの違いを見てもらいましたがチューナーレステレビのみNHK受信料の支払義務がありません。
なぜならNHKを受信する為のチューナーが搭載されていないからです。
チューナーレステレビだけがNHK受信料が不要
チューナーレステレビは地上波を見る為に必要なチューナーが搭載されていません。
その為テレビと名乗ってはいてもパソコンモニターと同じカテゴリーとなりNHKと契約を結ぶ義務はありません。
NHKの受信料は月額2,220円(衛星契約の場合)です。
年間だと24,000円以上の節約が可能になります。
チューナーレステレビで何が楽しめるのか
チューナーレステレビでどんなコンテンツを楽しむことができるのでしょうか?
ここでは無料で楽しめるコンテンツに絞っておすすめ動画配信サイトの特徴について紹介していきます。
Youtube
もはやYoutubeが何かなんて説明は不要だと思います。世界最大の動画配信サイトですね。
普段スマホやタブレットの小さな画面でしか見れなかったものが大画面で楽しむことができます。
個人チャンネルの10分程度の動画ばかりじゃつまらない考えている人もいると思います。
そんな時は、「ニュース ライブ」と検索してみてください。
ニュース番組や天気予報といった速報性のあるライブ配信を見る事ができます。
TVer
TVerは民法公式テレビの配信サービスです。
特徴としては配信がテレビの放送後1週間行われ、その間何度も観る事ができます。
地上波テレビでは見れない地方のローカル番組も視聴できる。
連続ドラマやバラエティ番組の見逃し配信を中心に高い需要があります。
テレビが見れるというと、どうしてもNHKの契約が気になる所ですがTVerは
受信契約の対象外であるとNHKが公式に発表しているので心配はありません。
GYAO!
無料で映画やドラマを配信しているGYAO!です。
無料で見られる範囲なんて大したことないんじゃないの?って僕も最初は思ってましたがかなりのコンテンツを無料で観る事ができます。
GYAOには時々驚かされることがあります。
Amazonプライム(有料)の範囲で観れない(追加料金が必要な)動画が GYAO!ではあっさりと無料で配信されていた事がありました。
会員登録も不要で、タップ1つで観れたんです! GYAO!やべぇ~!と思った瞬間でした。
観たい番組が決まっていて検索してみると有料のだった! なんて事があるので 無料の中から見たい作品を探すといった選び方の方が幸せになれます。
Abema TV
ニュース、アニメ、バラエティ、ドラマ、スポーツ、趣味、ドキュメンタリー といった広いジャンルを網羅している動画配信サイトです。
無料で観る事ができる番組も多いです。
地上波放送の配信だけでなくオリジナルコンテンツが強いのがこのサイトの特徴です。
また、スポーツや趣味系といったニッチなコンテンツは他のサイトでは無いコンテンツなので趣味が合えば満足度の高い配信サイトになると思います。
慣れるまではちょっとストレスです
少しでも操作をすれば分かりますが、テレビとの大きな違いは自分が観たい番組を主体的に探さなければならない事です。
テレビの「チャンネル」ボタンを押して 何か面白い番組ないかなぁ~? 的な検索をするには番組が多すぎます。
また動画サイトの配信アプリ毎に検索方法も異なっているので慣れるまではな観たい番組にたどり着けないのでストレスだと思います。
配信アプリの設定項目に 番組のお気に入り登録機能が必ずあるはずなので、気になった番組はバンバン登録していった方が後々ラクになると思いますよ!
「チューナーレステレビ」にすると 本当にNHK受信料は不要?
なぜ支払い義務が無いのか
チューナーレステレビにはNHK受信料の支払い義務はありません。
理由は地上波放送を受信するためのチューナーが無いからです。
つまり、地上波放送を観る事が出来ない装置には見た目がテレビと同じでも受信料を支払う必要が無いという事です。
これは放送法 64条1項で規定されています。
「協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない」(放送法 64条1項)
受信料を払わなければならないとは書いてありませんが、契約をすれば受信料を支払わなくてはなりません。
買っただけでは解約できない
チューナーレステレビを買っただけではNHKとの契約を解約できません。
これを読んで え? と思う人もいると思いますが、放送法64条1項で規定されている様に 家(世帯)の中に受信設備(テレビ)が1台でもあると解約の対象にはなりません。
じゃ、捨てればいいのね!と考えると思いますが、解約の手続を行う時にNHKからテレビを処分した証明書の提示を求められる場合があるので取得しておく必要があるんです。
書類1つで解約の手間が全然違うのでぜひ知っておいてください。
この件については過去のブログで詳しく説明していますので↓のリンクで確認してみてください。
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またテレビがあるのにNHKと受信契約を結んでいないのは法律違反になります。
こんなのみんな守ってないじゃん!と考えている人も居るかもしれませんが、2022年6月3日の法改正で割増金制度の導入が盛り込まれていて今やNHKと契約しない事そのものがリスクとなっています。
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一人暮らしならチューナーレステレビが最適
一人暮らしだとNHKは割高
NHK受信料の単位は「世帯」です。つまり4人家族でも一人暮らしでも同じ料金です。
テレビを見るのは仕事から帰った後の20時から寝るまでの4時間しか見れない一人暮らしのあなたと1日中家に必ず誰かいてテレビがほぼつけっぱなしな家族構成でも同じ料金でなんです。
割高であるという事よりも不公平感を感じますよね。
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一人なら自分の判断でテレビを捨てられる
節約の為とはいえ 故障もしていないテレビを廃棄/処分するのは勇気がいります。
いや、家族がいる場合は勇気だけでは足りません。
家族への説得が必要です!私が言うまでもなく、簡単に説得できないのは容易に想像できますよね。
その点一人暮らしなら自分の決断だけで済みますからハードルは低くなります。
一人暮らしに最適なおすすめチューナーレステレビ
今回一人暮らしの皆様にオススメなチューナーレステレビという事で30インチ前後のサイズを選びました。
またチューナーレステレビはWIFIで通信するので電源さえ用意できる環境なら設置が可能です。
生活環境に合わせて設置場所を決められるのは嬉しいです。
外部リンク 32型チューナーレス ネット動画専用スマートTV
32型の価格が25,400円 です。これならNHK受信料の1年で元が取れますね!
Amazonの評価が★4 です。
チューナーレステレビの注意点
インターネットが必要
チューナーレステレビを観るにはインターネット接続が必要です。
自宅(賃貸も含む)にインターネットの固定回線が無い場合は注意が必要です。
インターネットの固定回線の費用はどんなに安くても 3,500円/月以上は必要です。
これはNHK受信料より高額なのでNHK受信料を節約するためにインターネットの固定回線を引いていては本末転倒です。
スマホのテザリング機能で観る方法もありますが、通信プランの見直しが必要になるでしょう。
またスマホのテザリング機能を使う場合、通信が混雑する時間帯でも問題なくコンテンツが閲覧できるか検証が必要です。
一般的に混雑する時間は次の通りです。
午前7~9時、午後0時~2時、午後5~7時、午後9時~11時
混雑する時間帯でも動画が閲覧できるかどうか、またスマホのテザリングにピッタリなSIMについても詳しく解説しています。
下記のリンクからどうぞ。
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Fire TV Stick をテザリングで観ると通信量はどれくらい?
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地上波はTVerで観れるが、すべての番組が見れるわけではない
現在 地上波放送で必ず見ている番組があるなら、チューナーレステレビを買う前にスマホを使いTVerで番組が配信されているか確認した方が良いでしょう。
TVer は地上波の民放放送を配信しているサービスと冒頭で説明しましたが、全ての民放放送を配信しているわけではありません。
買い替えのおすすめ方法
一人暮らしにちょうどいい大きさのチューナーレステレビは2022年10月現在 25,000円 前後で発売されています。
日々の生活のことを考えると簡単にポンと出せる金額ではないですよね。
ここではポヨヨンのおすすめの買い替え方法について解説します。
スマホテレビ生活をする
チューナーレステレビで観ることのできる動画はスマホでも見れます。
違いは画面の大きさだけです。
まずは1か月、テレビのスイッチはOFFにして
スマホテレビ生活を体験してみましょう!
自分の興味のあるチャンネルだけでなく天気予報やニュースのチャンネルをアプリ内で登録してチューナーレステレビ生活をシミュレートしてみてください。
テレビは売却!
スマホテレビ生活をしてみてチューナーレステレビを買うと決めたら今あるテレビは売却しましょう!
数千円程度かもしれませんが、出張買取もあるので利用しない手はありません。
1年はスマホテレビ生活で我慢!
NHKの解約後 チューナーレステレビを買う余裕があれば買っても大丈夫です。
しかし余裕がなければ 解約しなければ支払っていたであろう年間の受信料24,000円が浮くまでスマホテレビ生活でじっとガマンです!
家に固定のインターネット回線がなく、モバイル回線でスマホテレビ生活した場合通信料が大変なことになるので、これを機にSIM会社を乗り換えましょう!
まとめ
今回は 一人暮らしにピッタリなチューナーレステレビについて解説しました。
テレビからチューナーレステレビに切り替え、既存のテレビを処分すればNHKの解約が可能で、年24,000円以上が節約可能です。
またインターネット上で無料で観れるコンテンツなんて面白くないからテレビの代わりにはならないと考えている人も居るかもしれませんが、それは過去の事です。
今は配信サイトでしか観る事の出来ない独自コンテンツも豊富になり見劣りはしません。
一時停止や早送り、見逃し視聴といったテレビには無いオンデマンド機能も当たり前となっています。
今後10年もすればYoutubeを筆頭としたコンテンツサービスこそが「テレビ」となっている事でしょう
最後まで読んで頂きありがとうございます。