ざっくり3行でいうと
1 電気代が上がり続けていて家計を圧迫していて1年前と比べて電気代が2~3割値上がっています
2 年間を通しての消費電力の高い家電の1位は冷蔵庫、2位は照明器具で3位がエアコンです。
3 最近は照明器具を買い替えずに蛍光灯の部分だけLED化できるものが発売されています。これを使えば手軽に節約ができます。
電気代の値上げが止まりません。
21年の秋以降ニュースで何度も取り上げられているのでご存じの方も多いと思います。
値上げが続いている理由は天然ガスや原油の輸入価格が高騰しているからです。
知っていましたか?日本の電力の発電方法の内石油、石炭、天然ガス、いわゆる化石燃料による発電が全体の75%以上なのです。
なので燃料の値上げがモロに電気料金に反映されやすいメカニズムなのですね。
ザッとですが1年前と比べて一般家庭の電気代が2割~3割値上がっています。
今回はこのような環境の中で少しでも電気代をラクに節約する方法について解説していきます。
最後までよろしくお願いします。
電気をたくさん使っている電化製品第1位は冷蔵庫・・第2位は?
これは電気代に限ったことではありませんが節約を実行する場合、その割合の大きい物から行った方が効率が良いのは言うまでもありません。
電気をたくさん使う電化製品の第1位は冷蔵庫です。第2位はポヨヨンも驚く意外な結果でした!
順に見ていきます。
出典 家庭における消費電力量の内訳(JCCCA 全国地球温暖化防止活動推進センター)
1位 冷蔵庫 14.2%
堂々の1位は冷蔵庫です。24時間365日稼働している電化製品の代表ですね。
食品の詰め込みすぎないようにしたり、季節に応じて設定温度を変更すれば電気代を節約できるといわれていますね。
多くの電化製品と同じで10年前の冷蔵庫と比べると省電力化されていますがそう簡単に買い替えられるほど安い買い物でもありません。
始められる所から節約を行っていきたいですね。
冷蔵庫の推定電気代(年間) | |
単身世帯 | 9,317円 |
2人以上世帯 | 17,580円 |
出典 e-Stat 統計でみる日本 家計調査 年次報告より の「電気代」より計算
2位 照明器具 13.4%
第2位は照明器具でした。
電気を多く使用している家電製品のイメージはありませんが冷蔵庫と同様で季節を問わず毎日使用している為、年間を通してみると多くの電気を使っているようです。
また1位の冷蔵庫との差が0.8%なので照明器具の方が多く電気を使用している世帯もあると思います。
照明器具の節約を考える場合、照度を暗くして節約という訳にはいかないのでこまめに消すという手段が有効です。
また最近では従来の蛍光灯の形をしたLED照明が多く発売されていて蛍光灯の交換をするように照明器具をLED化することが出来る様になってきたので賃貸なので照明器具の交換が難しい場合はこちらが有効です。
照明器具の推定電気代(年間) | |
単身世帯 | 8,793円 |
2人以上世帯 | 16,590円 |
出典 e-Stat 統計でみる日本 家計調査 年次報告より の「電気代」より計算
照明器具が2位なのは意外な結果でした!
3位 エアコン 7.4%
正直少し意外な結果です。
この結果を見るまで一般家庭の電化製品で消費電力の多い家電の1位はエアコンだと思っていました。
たくさん電気を使用しているイメージですからね。
しかし年間を通してみると冷蔵庫の約半分の消費電力です。
エアコンの節約方法は、夏場の冷やしすぎや冬場の暖めすぎの防止です。
設定温度の見直しが最も手軽にできる節約方法ですしフィルターのこまめなお掃除も有効ですね。
また、エアコンは年々省電力化していて古いエアコン(10年以上)と比べて消費電力が4%~5%は削減されているので古いエアコンをお使いの場合は買換えるのも手です。
エアコンの推定電気代(年間) | |
単身世帯 | 4,854円 |
2人以上世帯 | 9,161円 |
出典 e-Stat 統計でみる日本 家計調査 年次報告より の「電気代」より計算
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照明器具を節約するならLED照明が最適
家電製品の年間消費電力を見ると照明器具の消費電力が高いことが分かりました。
この照明器具の節約はLED化するのが最も効果が高く、同じ明るさならば消費電力を約50%は抑えることが出来ます。
2018年頃からLED照明器具を多く目にする事が増えました。
当時は器具ごと交換が主流で少しハードルが高かった記憶が有りますが近頃は従来の器具の蛍光灯を交換する手順でLED化できる商品が多く発売されています。
今回は、この蛍光灯型LED照明について見ていきたいと思います。
LED照明のメリット
LED照明従来の蛍光灯と比べて次のメリットがあります。
LED照明 | 蛍光灯 | |
推定寿命 | 40000時間 | 6000時間~12000時間 |
消費電力 (6畳用) |
31.5W (32形+40形相当) |
68W (32形+40形) |
消費電力は約1/2です。
これが一番のメリットですね。
次に耐久性が高い事です。
40000時間はどれくらいの間使えるのでしょうか?
使用頻度の高いリビングで1日8時間使ったとして約14年です。
器具ごと交換しなくてもLED化することが出来る
賃貸物件で照明器具が付帯設備となっている場合は少々厄介です。
経年劣化による交換は大家さん負担で照明器具を交換してくれますが電気料金の節約の為に交換してほしいと交渉するのは難しいかもしれません。
この場合自腹で購入することも可能かもしれませんが退去時の原状回復の手間を考えると及び腰になってしまいますよね。
しかし従来の蛍光灯の形をした交換可能なLED蛍光灯なら照明器具を交換する必要が無いので気軽にLED照明化を行うことができます。
これなら賃貸でも照明器具を手軽にLED化できますね。
LEDランプの交換方法(Youtube動画)
LED照明にする事でいくら節約できる?
LED照明にすることで照明の電気代が50%削減できます。
LED照明後の年間の電気料金の削減額
単身世帯 | 年間 8,793円(現在) | → | 年間 4,396円削減(推定) |
2人以上世帯 | 年間 16,590円(現在) | 年間8,295円削減(推定) |
電気代の価格高騰とLED蛍光灯のコストを考えると積極的に交換していきたいですね。
計算上は蛍光灯がまだ使えても今すぐLED化した方お得!なんです
LEDの方が電気代を節約できるのは理解したけど、今使っている蛍光灯はまだ使えるから切れたらLED化しようかな?と考えている人もいるかもしれません。
実はポヨヨンは予備の蛍光灯が1セット残っているので、それを使い切ったらLED化しようと考えていました。
しかし計算すると今すぐLED照明にした方がお得なんです。
例えば予備で残してある蛍光灯を使い切る時間を6000時間とします。(6000時間は蛍光灯の標準的な耐用年数です)
6畳用のペンダントライト用蛍光灯の消費電力は 68wです。
蛍光灯を使い切る(6000時間)までの電気代は12,940円です。
68w × 6000時間 = 408Kwh
408Kwhの電気代は 13,263円
*2022年6月現在の 東京電力エリア「シンプルコース」の計算結果です。
今すぐLED蛍光灯に交換した場合、購入費用を上乗せします。
価格は 6,130円です。
LED蛍光灯を蛍光灯と同じく6000時間使用した時の電気代は6,144円です。
蛍光灯と同じ時間使用したLED蛍光灯の費用は 合計12,274円 です。(6,130円+6,144円)
31.5w × 6000時間 = 189Kwh
189Kwhの電気代は 6,144円
*2022年6月現在の 東京電力エリア「シンプルコース」の計算結果です。
今すぐLED蛍光灯に交換した場合の方が 666円もお得!・・・だけじゃないですよ~!
蛍光灯の場合はここで推定寿命を迎えて買換えが必要になりますが、LED蛍光灯の推定寿命の残りは34000時間 1日8時間点灯させても後12年使用できます。
新品の蛍光灯が残っていても今すぐLED蛍光灯に買い替えた方がお得なのは間違いありませんね。
まとめ
電気代の値上げが止まりません。
家計を為にも少しでも節約を行っていきたいところです。
年間を通して消費電力の高い電化製品の第1位は冷蔵庫2位は照明器具です。
冷蔵庫と照明器具の差は0.8%で実質家庭で使う電化製品の2トップです。
最近は蛍光灯の照明器具をLED化できるLEDランプが多く発売されていて手軽に照明器具をLED化できます。
これを使えば簡単に節約が可能です。
計算によると予備の蛍光灯が残っていたとしてもそれを使わずにLED化させた方が節約になるので積極的にLED化させた方がよいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
良い照明器具の節約を!